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治療しても良くならなかった腰痛について取り組んできたこと


よくならない慢性腰痛の原因

治療しても良くならなかった腰痛について取り組んできたこと


腰痛の治療をしてみると、治りやすい腰痛と治りにくい腰痛の二つがあります。


治療院を始めたころ、急性腰痛で歩けなくなった人が担ぎ込まれたときは
焦った記憶があります。


急性の腰痛は見た目のインパクトは強いけど、施術を行うと予後はほぼよいのが普通。


鍼灸の治療だと、1回から3回ぐらいで症状はおさまる感じです。


急性の腰痛とは逆に慢性の腰痛は比較的やっかいなことが多い。


慢性の腰痛持ちの患者さんに対してオーソドックスな治療、
腰部に鍼や指圧を行うだけではなかなかよくならないことがありました。


もちろん、よくなる患者さんもいるけど、
慢性腰痛が何らかの原因でひどく痛み始めたときは
単に腰部に施術してもよくならないことが多いですね。


どうして痛みのある腰部に施術をしても痛みがよくならないのか?
と疑問を持ってネットや書籍を調べまくったことがあります。


それによると、お尻の筋肉、殿筋が慢性腰痛の原因になっていることを発見しました。


お尻の筋肉というと、大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋などが
原因で腰痛が発生しやすくなります。


さらに詳しく調べると、大腰筋が根本の問題になっていることがよくあるとのこと。


大腰筋は第12胸椎の椎体と第1~5腰椎の椎体と横突起から始まり、
大腿骨小転子に付着している筋肉で、大腰筋は腰痛と深く関係しています。


この事実を知ったのは、腰痛治療で悩んでいたときに、
偶然見つけたある鍼灸師のホームページを見たときです。


それによると、大腰筋の傍らに腰神経叢が併走しているので、
大腰筋が緊張で硬くなると腰神経叢が圧迫されて強い痛みと痺れが
出てくるのでぎっくり腰の原因にもなります。


それからは大腰筋にアプローチする方法を何度もテストしました。


鍼灸で大腰筋を直接アプローチする方法は、三寸の長鍼を使って直接刺鍼する。


中国で発行された鍼灸用の解剖学書籍をみると、
確かに三寸の鍼を刺入すれば大腰筋に届くことが示唆されています。


なので今までほとんど使っていなかった三寸の長鍼を購入して患者さんで試すと、
よい結果がでました。


鍼の治す方法を知ることはできたので、「手技でも治せないのか?」と思い、
大腰筋を緩める手技の情報も調べました。


その過程で知った知識がトリガーポイント療法です。


大腰筋を緩める方法は腹部からのアプローチになり、
おへその周囲から大腰筋を緩めることが出来ることを知ります。


おへそから周辺のポイントから、四指をぐっとくいこませる方法を取ることで、
大腰筋を緩めることができました。


一日中座っていて立てなくなった高齢の女性を、大腰筋を緩めるテクニックで
治すことができたので、この手技は確かに効果があるなと思いました。


でも、この手技も万能ではなくて、これを行うと痛い痛いと悶絶して嫌だという患者もいます。


「治れば良いじゃないか!」と内心思うけれど、
無理やりやってもよろしくないので、次の手段も考えました。


その次に考えたのは筋膜の調整です。


筋膜リリースを実践してみると、確かに大腰筋は緩みます。


患者さんの痛みにたいする感受性は個々人で極端に違うので、違うアプローチ方法を
知っていると助かることが多いです。


腰痛の治療は単に腰部を治療するだけでは効果が半減することがあるので、
臀部や大腰筋も視野にいれた施術が必要になってきます。


そうそう、反射を使った方法も結構ききめありましたね。


中医学の経穴、奇穴の腰腿点に強刺激を行うと腰の痛みを
かなり抑制することが出来ることもあります。

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関節の痛みの治療が得意でなかった私が いかにして得意になったのか

関節の痛みの治療が得意でなかった私が
いかにして得意になったのか


トリガーポイント療法

私は鍼灸マッサージ師の専門学校に進学、
またそこから教師になりたくて臨床教育専攻科に進学、

変転を経て鍼灸専門学校の教員になって、
人の育成に関わってきた。



当たり前のことだが、
生徒は鍼灸マッサージ専門学校の実技の教科書を
基本に実技を習っていく。


これは学校のカリキュラムでは当然のことだけど、
実際に授業で習ったことが即実践に繋がるかというと、

そうでもない。


とくに、あん摩マッサージ指圧の教科書で学習する内容で、
腰痛やひざ痛、上肢頚腕痛を治すことはかなり難しい。


学校で学んで、教員になって教えて解ったことだけど、
学校の教科書だけでは実際に
関節が痛む患者さんを治すことはかなり難しい。


学校で習った手技だけでは、
強い症状をもつ患者さんの痛みには対処できない。


私も治療院を開業して、手技だけで関節痛に
幾度もアプローチしたけど、

はっきり言って
症状の強い人には結果が残せなかった。


ある程度の症状の方なら、
普通に結果を残すことは簡単だが、
強い関節の痛みを治すのは苦戦した。


なので、手技で関節の痛みを治すことを色々と学んだ。


整体の講習会に行って驚いたのは
あん摩マッサージ指圧師が多いと言うことだった


悩む事は誰しも同じだ。

治療に行き詰まってわからないことがあるので
それで受講するのだろう。


今までいろいろな世代を習ってみたけれども
これだと言うものは存在しなかった。


茅ヶ崎で開業して10年ぐらい経った頃、
以前から興味があったトリガーポイント療法
について学び始めた。


トリガーポイント療法を学び始めてわかったことがある。

それはトリガーポイントが痛みに非常に著効するということ。


手技は整体のように複雑ではなく単純明快。
指圧のように押せばいいだけだ。

トリガーポイントの場所さえ覚えておけば
すぐに習得できる。


初心者でも素人でも玄人でも人を選ばないのが特徴だ。


治療院の経営は、マーケティングが必須だけども、
やはり治療院の根幹はスキルだ。


患者とのコミニケーションラポールを
形成するのは重要だが、

セラピストであれば患者さんの症状を
治すスキルは最低限必要だ。



手技が重要でないと思うのなら、
なにもセラピストを選ばずに、
ヒーラー、コーチ、カウンセラーになればよいと思う。


短期間で患者さんを治すことを学びたいのなら
トリガーポイントに勝るものはないと思う。